公開質問状 市議が別姓推進派に情報漏洩 釜石市議会が「厳重注意」

市議が別姓推進派に情報漏洩

 私たち政経情報研究会は前記のように、今年2月21日付けで98自治体の議会に公開質問状を送付しました。続いて各質問状が届いたことを確認、3月10日にホームページ上で一斉に公開しました。ところが、驚くことに、私たちが公開する前の3月7日、「選択的夫婦別姓・全国陳情アクション」の女性事務局長が書いたサイトの記事に、宛先の議会名などを塗りつぶした質問状が掲載されました。

 各議会に送付した質問状は、各議会が可決した意見書の内容に応じて細かい部分が異なっており、調査の結果、記事に載った目隠しの質問状は岩手県の釜石市議会に宛てたものであることがわかりました。私たちの調査依頼を受け、同市議会は事の重大性に鑑み、3月下旬に「会派代表者協議会」を開催。聞き取り調査の結果、意見書の議案作成に関与した市民が、ある市議から質問状を提示されていたことが判明しました。

 釜石市議会が「厳重注意」

 このため、同市議会(議長)は、この市議に「厳重注意」をするとともに、全議員に対して「情報の取り扱い」に留意するよう伝えました。また、私どもも議長名の「お詫び」の文書をいただきました。今回の情報漏洩に対して毅然とした態度で臨んでいただいた市議会(議長)及び議会事務局の方々に敬意を表したいと思います。

市議長名で当政経情報研究会に届いた「お詫び」全文(PDFデータ)

 私たちは、選択的夫婦別姓導入を主張する団体のトップが、こうした手法で漏洩した情報を堂々とサイトの記事に掲載するという行為に驚きを禁じ得ません。また、こうした“禁じ手”が彼らの日常活動に於いて、他にも行われていないかどうか皆さんの監視をお願いしたいと思います。

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